公開前の準備
公開ボタンを押す前の最終チェック:日付・金額・リンク・名前の見直し表
公開ボタンを押す前に、日付・金額・リンク・名前を一つずつ見直しましょう。確認の観点を表にして、二人で読み合わせる手順をご紹介します。
公開ボタンを押す前の最終チェックは、「文章の読みやすさ」ではなく「事実の食い違い」を探す作業です。日付、金額、リンク、名前、画像の五つを、ページ全体から拾い出して、一覧表の中で照らし合わせます。そのうえで、起案者以外の人と読み合わせると、自分では気づけない食い違いが見つかります。この記事では、確認する項目の表と、読み合わせの進め方、公開当日の最終確認までを順にご紹介します。
最終チェックは「内容」ではなく「食い違い」を探す
公開前のページは、何度も書き直されています。直すたびに、ページの別の場所と食い違いが生まれることがあります。たとえば、冒頭の文章では「12月末まで」と書いてあるのに、スケジュール欄では「年内」になっている。リターンの説明の金額と、資金の使い道の金額の合計が合わない。こうした食い違いは、読み手に小さな不安を与えます。
文章の良し悪しの確認は、「ページを読んでもらって磨く」の記事にある、第三者レビューの段階で済ませておきます。最終チェックの段階では、文章を直すのではなく、事実が一致しているかを確かめることに集中しましょう。
五つの項目を表で確認する
確認の対象を、日付・金額・リンク・名前・画像の五つに分けます。ページ全体を上から順に読むのではなく、項目ごとに全体を拾い出すほうが、見落としが減ります。
| 項目 | 確認すること | 見る場所 |
|---|---|---|
| 日付 | 公開日・終了日・リターンの届く時期・イベントの日取りが、すべて同じ年・同じ表記か | 冒頭、スケジュール、リターン説明、活動報告の予告 |
| 金額 | 目標金額・リターンの金額・資金の使い道の合計が、ページ内で食い違っていないか | 冒頭、資金の使い道、リターン一覧 |
| リンク | ページ内のリンクが、開いて正しい場所につながるか | プロフィール、SNS、関連ページ |
| 名前 | 起案者名・団体名・協力者の名前・商品や場所の名前の表記が、すべて同じか | 全体 |
| 画像 | 画像の中の文字が読めるか。スマホで見て切れていないか | メイン画像、本文中の写真 |
表の「確認する」の欄に、日付を入れて、確認した人の名前も書いておくと、あとから見直すときに便利です。
日付と金額は「一覧にして並べる」
日付と金額は、食い違いが最も起きやすい項目です。ページの中の日付と金額を、別の紙やメモに全部書き出して並べてみてください。
- ページ全体を読み、日付が出てくる箇所をすべて拾い、「どこに」「何の日付が」書いてあるかをメモにする。
- 金額も同じように、すべて拾う。リターン一覧と、資金の使い道の項目は、特に丁寧に。
- メモを並べて、同じものを指している数字が一致しているかを確認する。
- 食い違いがあれば、どちらが正しいか決めて、すべての箇所を直す。
日付については、年の表記もそろえます。公開が年をまたぐ場合は、特に誤解が生まれやすい部分です。「年内」「来月」のような相対的な言い方は、公開後に意味がずれてしまうので、具体的な日付に直しておくと安心です。
リンクと画像:スマホで開いて確かめる
リンクと画像は、パソコンで見たときと、スマホで見たときで、見え方が変わることがあります。最終確認は、必ずスマホでもおこないましょう。
リンクの確認
- ページ内のすべてのリンクを、実際にタップして開く。
- 開いた先が、意図したページか確認する。
- SNSのリンクは、公開の設定になっているか、別の人の端末でも見られるかを確かめる。
画像の確認
- メイン画像の文字が、小さい画面でも読めるか。「一覧やSNSに出る一枚の画像のつくり方」の考え方が役立ちます。
- 写真が縦長・横長で切れていないか。
- スマホで読まれるページの整え方は、「スマホで読まれるページに整える」の記事に詳しくまとめています。
二人で読み合わせる:声に出して確認する
確認は、一人でするよりも、二人でしたほうが、はるかに見落としが減ります。一人が声に出して読み、もう一人が表を見ながら照らし合わせる方法が効果的です。
音読の効果については、「ページの文章を声に出して読む」の記事で、引っかかりを見つける五つのチェックを紹介しています。最終チェックでは、特に「数字」と「固有名詞」を読み上げるときに、ゆっくり読むのがポイントです。
| 役割 | やること |
|---|---|
| 読み上げる人 | ページを上から順に、ゆっくり読み上げる。日付・金額・名前は特にはっきりと |
| 照らし合わせる人 | 確認表を見ながら、食い違いがあれば手を挙げる |
起案者本人は、内容を知りすぎているため、書いてあるとおりに読めないことがあります。そのため、読み手は起案者以外の人にお願いすると、より精度が上がります。
見つかった食い違いの直し方と記録
確認で食い違いが見つかったら、直す前に、どちらが正しいのかを決めます。決める基準は、「実際に実施できる日付・金額か」です。ページの表記に合わせて計画を変えるのではなく、計画を正しく反映するようにページを直します。
- 食い違いを見つけたら、場所と内容を確認表に書く。
- 正しい内容を決めたら、ページ内の該当箇所を、検索機能なども使って、すべて探して直す。
- 直したあとで、同じ項目をもう一度確認する。直した箇所が、新たな食い違いを生んでいないかを見るためです。
- 確認表に「直した」の印と日付を書く。
確認表は、公開後にも役に立ちます。活動報告やお礼状を書くとき、日付や金額の書き方をそろえるための基準として使えるからです。たとえば、リターンの名前の表記や、起案者・団体名の書き方など、公開前に決めた表記をそのまま使うと、発信全体に一貫性が生まれます。
確認表のひな形
確認表は、表計算ソフトや紙の一枚でも十分です。列は「項目」「ページのどこか」「確認した人」「確認した日」「直した内容」の五つ。行には、日付・金額・リンク・名前・画像を、ページの場所ごとに並べます。公開日が近づいたら、この表を見ながら、前日までに「確認した人」の欄がすべて埋まっている状態を目指します。埋まっていない行が、そのまま「まだ見ていない場所」の一覧になるので、残りの作業が一目で分かります。
公開当日の朝にもう一度見るところ
公開の当日は、次の点だけを再確認します。前日までの確認で済んでいても、当日の朝に落ち着いて見ると、思わぬ見落としに気づくことがあります。
- 公開日と時刻の設定が、予定どおりになっているか。
- 公開の知らせの文面(SNSやメッセージ)に書いたリンクが、正しいページを指しているか。
- お問い合わせの窓口(メールアドレスやLINE)が、すぐに返事できる状態か。
公開日当日の動き方は、「公開日の動き方」の記事に、前日までの確認と当日の発信の流れをまとめています。あわせてご覧ください。
クラウドファンディング支援では、公開の90日前を目安に準備を始め、公開前の確認まで一緒に進める伴走をしています。公開前の見直しについてのご相談も、クラウドファンディング支援の公式ページのお問い合わせフォームまたはLINE(AtoNO Records)から承っています。
よくある質問
最終チェックはいつ行うのがよいですか?
公開の数日前に一度、前日にもう一度、当日の朝にもう一度、と三回に分けるのがおすすめです。直した箇所が増えたら、そのたびに該当の項目を見直します。
一人で確認するときのコツはありますか?
確認の前に時間を置いて、ページを新鮮な目で見られるようにします。声に出して読むことと、スマホで開いて見ることを加えると、見落としが減ります。
公開後に間違いを見つけたらどうすればよいですか?
直してよい所は早めに直し、金額や日付など支援者の判断にかかわる所は、活動報告でも一言知らせると丁寧です。