相談の進め方

オンラインで始める最初の打ち合わせ:全国から相談する準備と当日の流れ

 文:CROWDFUNDING SUPPORT 編集部/監修:たーなー先生(田中直人)

住んでいる場所に関係なく、オンラインで相談を始められます。画面越しの打ち合わせを実りあるものにするための準備と、当日の流れをまとめました。

オンラインの打ち合わせは、前日までに「見せたいもの」を一か所に集め、当日は話す順番を決めておくと、短い時間でも中身の濃い相談になります。クラウドファンディングの伴走支援は、オンラインで全国から相談でき、英語での問い合わせにも対応しています。遠方に住んでいても、地方の小さな団体でも、画面の向こうで一緒に企画を整えていけます。

この記事では、初めてオンラインで相談する方に向けて、前日までの準備、当日の進め方、終わったあとの動き方を順番に紹介します。

相談の入口を選ぶ:フォームとLINE

相談を始める方法は二つあります。お問い合わせフォームと、LINE(AtoNO Records)です。どちらも、最初のひと言は短くて構いません。「挑戦したいこと」と「公開したい時期」の二点が伝われば、次の連絡につながります。

やり取りに慣れているほうを選びましょう。文章で整理して送りたい方はフォーム、普段から連絡に使っている方はLINEが気軽です。

前日までの準備:三つの箱に分けて集める

当日、画面に映したいものを探して慌てないよう、前日までに三つの箱に分けて集めておきます。パソコンのフォルダでも、クリアファイルでも構いません。

箱入れるものねらい
想いの箱挑戦したいことを書いたメモ、きっかけになった出来事なぜ今なのかを話す材料にする
素材の箱写真、録音、これまでの活動の記録画面で見せて、場の雰囲気を伝える
日程の箱公開したい時期の候補、完成させたい日、関係する行事準備の期間を一緒に逆算する

準備は公開したい日の90日前から始めるのが目安です。余裕をもって相談するほど、選べる進め方が広がります。

打ち合わせの前に、聞いてみたいことを三つ書き出しておくのもおすすめです。「自分の企画に合う進め方は何か」「準備にどれくらいの期間が必要か」「最初に取りかかるのはどこか」など、気になることをそのまま書きます。質問のメモがあると、話の途中で聞きそびれることがありません。聞きたいことを持ち込むのは、相談を自分のものにする大切な準備です。相談が終わったあと、メモに答えを書き込んでおけば、そのまま次の打ち合わせの資料になります。質問は、うまく言葉にならなくても構いません。「何がわからないのかも、わからない」という状態から相談を始めても大丈夫です。それも立派な出発点です。

当日の環境を整える

オンラインでは、音と映像が安定しているだけで、安心して話せます。次の項目を、開始の十分前に確かめましょう。

  • 通信が安定した場所を選ぶ(難しければ、有線接続や、電波の強い部屋に移る)。
  • イヤホンやヘッドセットを使い、声をはっきり届ける。
  • 手元に、メモとペン、集めておいた素材を用意する。
  • 画面共有で見せたいファイルを、先に開いておく。
  • 団体で参加する場合は、同じ部屋に集まるか、別々に入るかを決めておく。

家族や同僚と同じ部屋で参加すると、補足の言葉がすぐ出ます。別々の場所から参加する場合は、話す順番を決めておくと、声が重なりません。

画面共有で見せるときのコツ

画面共有は、見せたいものをひとつずつ、ゆっくり映すのがコツです。写真は一枚につき、何を写したものか、いつ撮ったものかを一言添えます。録音を聴いてもらうときは、事前にファイルを開いて音が出ることを確かめておくと、当日の待ち時間が減ります。文書や企画メモは、画面で読み上げずに、要点を口で伝えると、相手も内容を受け取りやすくなります。

団体で参加するときの役割

複数の人で参加する場合は、役割を軽く決めておきます。話の中心になる人、素材を映す人、決まったことをメモする人の三つです。一人が全部を担うと、話に集中できません。メモ係が決まったことをその場で読み上げて確かめると、終わったあとの共有が早く済みます。

役割を決めるのが難しければ、「今日は私が話すので、あなたはメモをお願いします」と、前日に一言伝えるだけでも十分です。

当日の流れ:四つの場面で進める

当日は、次の四つの場面で進めると迷いません。時間の配分は目安です。

  1. 自己紹介と挑戦の紹介:誰が、何を、なぜやりたいのかを話します。一分ほどで、肩の力を抜いて話しましょう。
  2. 素材を見ながらの対話:画面共有で写真や記録を見せ、背景を伝えます。質問を受けながら、伝わる部分と補う部分を確かめます。
  3. 時期と進め方のすり合わせ:公開したい時期を伝え、準備を始める日を逆算します。
  4. 次の一歩の確認:次の打ち合わせまでにやることを、二つか三つに絞って決めます。

一度の打ち合わせですべてを決める必要はありません。ご相談から設計、準備、公開・伴走、報告へと進む長い流れの、最初の一歩と考えてください。

時間の使い方の目安も、頭に入れておくと安心です。自己紹介と挑戦の紹介にはゆとりをもって時間を取り、素材を見ながらの対話にいちばん多くの時間を使います。時期のすり合わせと次の一歩の確認は、終了の少し前に落ち着いて行えるよう、最後の時間を確保しておきましょう。話が広がりすぎたときは、「次の打ち合わせで続けましょう」と区切ることも、前向きな進め方のひとつです。

聞かれやすい質問と、答えの考え方

打ち合わせでは、次のようなことを聞かれると考えておくと安心です。答えが決まっていなくても大丈夫です。「まだ決めていません」と伝えるだけでも、一緒に考える出発点になります。

聞かれること答えの考え方
何を実現したいですか完成の姿を、一文で。例:「地域の子どもから大人までが集まれる場をつくる」
いつまでに実現したいですか完成させたい日、または行事の日付。決まっていなければ季節でも構いません
誰に届けたいですか最初に応援してくれそうな人の顔を、思い浮かべる
手元にある素材は何ですか写真・録音・過去の記録を、ありのまま挙げる
団体で進めますか、個人ですかページの公開と支援金の受け取りは、起案者本人(団体)の名義になります

終わったあとの宿題と、次の打ち合わせ

打ち合わせが終わったら、その日のうちに三つのことをします。

  • 決まったことと、決まっていないことをメモに書き分ける。
  • 次の打ち合わせまでの宿題を、二つか三つに絞って確かめる。
  • 一緒に参加した人に、メモを共有する。

宿題は、小さく具体的なほど進みます。「写真を十枚選ぶ」「公開したい日の候補を三つ書く」のように、一回の作業で終わる大きさにしましょう。打ち合わせごとに宿題を決める進め方は、準備を途切れさせない工夫です。

遠方からでも伴走してもらえる安心

伊豆山の野外ステージづくりは、CAMPFIREで2023年10月13日から12月31日まで挑戦し、173人から1,000万円以上の支援が集まりました。オンラインで全国から相談できるので、住んでいる場所に関わらず、挑戦したいことを気軽に話してみてください。料金に固定の表はなく、プロジェクトに応じて相談のうえ見積りを出します。

クラウドファンディング伴走支援のページで、挑戦を相談する

よくある質問

準備ができていなくても、相談してよいですか?

大丈夫です。挑戦したいことと時期が少し伝わるだけで、最初の相談は始められます。そこから一緒に整理します。

英語で問い合わせることはできますか?

できます。英語での問い合わせにも対応しています。

一人でも、団体でも相談できますか?

どちらも可能です。団体の場合は、ページの公開と支援金の受け取りが団体の名義になります。