広げ方

支援者に広めてもらう:シェアのお願いと、そのまま使える素材の渡し方

 文:CROWDFUNDING SUPPORT 編集部/監修:たーなー先生(田中直人)

応援してくれた人が「誰かに伝えたい」と思ったとき、すぐ動ける状態にしておくことが大切です。お願いの言葉と、渡しておく素材をまとめました。

応援してくれた人に広めてもらうコツは、頼む側が「手間を最小にして渡す」ことです。気持ちはあっても、何を書けばいいか分からず、時間もなくて、結局そのままになってしまう。そんな場面は起こりがちです。そのままコピーして送れる一言、そのまま貼れる画像、そのまま開けるリンクを用意しておけば、「ありがとう、広めますね」の返事が、実際の行動に変わります。

広めてもらう前に知っておきたい、支援者の気持ち

応援してくれた人は、挑戦を良いと思っているからこそ支援しています。けれども「自分の友だちに勧めるのは少し照れる」「どう言えばいいか分からない」と感じる人も少なくありません。人にお願いごとを広めるのは、思っている以上に気を使うものです。

そこで、頼むときは次の三つを心がけます。

  • 断りやすくする:できる範囲で構わないことを、はっきり添える。
  • 迷わなくする:何をしてほしいかを、一つだけ伝える。
  • 感謝を先に置く:お願いの前に、まず支援へのお礼を伝える。

広めてもらうことは、あくまで好意に支えられた行動です。お願いが強すぎると、せっかくの応援の気持ちを重くしてしまうので、軽やかに、前向きな言葉で伝えましょう。

お願いの内容を一つに絞る

「シェアしてください」と一口に言っても、実は複数のやり方があります。相手が選べるように並べるのではなく、相手に合わせてあなたが一つ選んで頼むと、動いてもらいやすくなります。

お願いの形向いている相手相手の手間
SNSで投稿を共有してもらう日ごろから投稿している人ボタンを押すだけで済む
家族や友人に一言伝えてもらうスマホが得意でない人、近所の人会話のついでで済む
グループのチャットに案内を貼ってもらうサークルや習い事の仲間がいる人貼るだけで済む
お店や職場に紙のチラシを置いてもらうお店をやっている人、職場に掲示板がある人置くだけで済む

相手がふだん使っている道具を思い浮かべて、一人ひとりに合う形を選びます。同じ文面をみんなに一斉送信するより、最初の一言だけでも相手の名前を入れたほうが、気持ちが届きます。

そのまま使える一言を用意する

広めてもらうとき、最も助かるのは「そのまま送れる一言」です。三つの長さで用意しておくと、場面に合わせて選んでもらえます。

短い一言(SNSの投稿向け)

「友だちが、まちに〇〇をつくる挑戦をしています。応援の輪を広げたくて紹介します。ページはこちらです。」

中くらいの一言(グループのチャット向け)

「知り合いが、△△をつくるクラウドファンディングを始めました。地域の人が集まれる場にしたいそうです。気になったら見てみてください。リンクはこちらです。」

長めの一言(手紙や個別のメッセージ向け)

「いつもありがとうございます。私たちは今、〇〇のクラウドファンディングに挑戦しています。始めた理由は、□□だからです。もしお知り合いで興味がありそうな方がいたら、ページを教えていただけたら嬉しいです。」

どれも、最後に必ず「ページの場所」を入れます。リンクが文の途中に埋もれていると、押してもらえないことがあるからです。

一言を書くときの決まりごとは、次の通りです。

  • 主語は「私」にして、気持ちが先に伝わるようにする。
  • 専門的な言葉や横文字は避け、初めて聞く人にも分かる言葉を選ぶ。
  • 「ぜひ支援してください」ではなく「見てみてください」と、最初の一歩を軽くする。

渡しておく素材をそろえる

文面とあわせて、画像や紹介文も用意しておきます。公開前に一度に作って、一つのフォルダにまとめておくと、お願いするたびに探さずに済みます。

素材内容気をつけること
メインの画像ページの一番上に使う、挑戦が伝わる一枚小さく表示されても読める文字の大きさにする
短い紹介文三つの長さの一言リンクを必ず入れる
QRコードページに飛べるQRコードの画像印刷して読み取れるか、実際に試す
写真のセット活動の様子が分かる写真を数枚写っている人に掲載してよいか聞いておく
チラシ紙で渡せる一枚文字を詰め込みすぎず、QRコードを大きく

素材は、スマホで受け取れる形にしておくのがおすすめです。画像はメッセージに添付でき、リンクはタップするだけで開ける。それだけで、広めてもらうまでの手間が大きく減ります。

広めるのが難しい人への、やさしい代わりのお願い

SNSの投稿が苦手な人、人に勧めるのは気がひける人もいます。そういう人には、広めることにこだわらず、別の形で関わってもらう道を用意しましょう。

  • ページを読んで、感想を一言送ってもらう。その一言が、のちに応援コメントとして励みになります。
  • 公開中の活動報告を読んで、気づいたことを教えてもらう。
  • 完成後のお披露目の場に、来てもらう。
  • ひとりだけ、身近な人に話してもらう。数ではなく、顔の見える一人で十分です。

「広めること」は応援のひとつの形にすぎません。それぞれの得意な関わり方を尊重すると、関係がより温かく続きます。また、お願いの文面には「できる範囲で大丈夫です」と必ず添えておくと、断る側の気持ちが軽くなり、結果として気持ちよく動いてもらえます。

お願いを送る前に、次の三つの確認をしておくと安心です。リンクを実際にタップして、ページが開くか。画像が小さな画面でも読めるか。文面に誤字や、公開日・終了日のまちがいがないか。ここを押さえておくだけで、せっかくの広がりを止めずに済みます。

お願いのタイミングと、返事のもらい方

広めてもらうお願いは、公開の最初の週と、終了の少し前の二回が目安です。最初の週は、立ち上がりの応援を広げるため。終了前は、まだ知らない人に届けるラストスパートとしてお願いします。その間は、活動報告で近況を伝えながら、静かに見守りましょう。

お願いしたあとは、返事を待ちすぎず、次の三つで確認します。

  1. 返事が来たら、短くても必ずお礼を返す。
  2. 返事がない場合は、一度だけ軽く声をかけ、それ以上は追わない。
  3. 広めてもらった投稿を見つけたら、「見ました、ありがとうございます」と一言添える。

追いかけすぎず、感謝を重ねることが、次の応援につながります。

広めてくれた人へのお礼の返し方

広めてもらったことは、見える形でお礼をしておくと、気持ちよく続きます。公開中は、活動報告やSNSの投稿で、応援の輪が広がっていることを全体に伝えます。個別の名前を出す場合は、載せてよいか事前に聞いてください。

終了後には、結果と、これからの予定を書いたお礼を送ります。伊豆山の野外ステージでは、2023年のクラウドファンディングで173人から1,000万円以上の応援が集まりました。完成を支援者と一緒に喜べる場をつくると、広めてくれた人の思いも報われます。

お願い文や画像、QRコードのチラシなど、素材づくりに時間がかかるときは、相談してみてください。クラウドファンディング支援は、物語と動画・音楽、広報と伴走まで、公開前の準備から報告まで挑戦に寄りそいます。ご相談はお問い合わせフォームかLINEからどうぞ。

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よくある質問

シェアをお願いするのは、一人に何回までがよいですか?

公開の最初の週と終了前の二回が目安です。回数を増やすより、そのたびに近況や感謝を添えて、お願いの理由が伝わるようにしましょう。

文面は人によって変えたほうがよいですか?

一言目だけでも相手の名前や関係に合わせると、気持ちが届きやすくなります。本文は共通のものを土台にして構いません。

SNSをやっていない人には、どうお願いすればよいですか?

口頭で家族や近所の人に伝えてもらう、紙のチラシを置いてもらうなど、相手の暮らしに合う形で頼みましょう。