公開前の発信

公開前の予告投稿:始まる前に知らせる三回の発信と、文面の型

 文:CROWDFUNDING SUPPORT 編集部/監修:たーなー先生(田中直人)

公開の日に初めて知らせるより、始まる前に三回の予告を重ねておくと、当日の最初の応援が集まりやすくなります。予告の時期と文面の型をまとめます。

公開前の予告投稿は、公開の三週間前、一週間前、前日の三回に分けて行うのがおすすめです。一回目は「挑戦を始めること」を、二回目は「何をする挑戦か」を、三回目は「いつ始まるか」を伝えます。この三段階で期待を高めておくと、公開当日に「待っていました」と迎えてもらえます。

クラウドファンディングでは、公開直後の最初の応援が、その後の勢いをつくります。予告は、その最初の応援を準備するための大切な発信です。この記事では、三回の日程、文面の型、写真の選び方、反応のまとめ方を順番に紹介します。

予告投稿が果たす役割

予告には、三つの役割があります。

  • 日付を空けてもらう:公開日を先に知らせることで、応援したい人が予定を意識できます。
  • 内容に慣れてもらう:挑戦したいことを何度か目にすると、公開日に初めて読むときの理解が早くなります。
  • 反応を集める:予告への反応を見て、ページの言葉や写真を最終調整できます。

準備は公開したい日の90日前から始めるのが目安です。予告は、その後半の仕上げの時期に重なります。ページづくりと並行して、投稿を予約したり、文面をためておいたりすると、公開前の忙しさが軽くなります。

三回の日程と、それぞれの目的

回時期伝えること読んだ人にしてほしいこと
一回目公開の三週間前挑戦を始めること、その思い「応援したい」と思う気持ちを持つ
二回目公開の一週間前何をつくるか、いつ公開か、届けるもの公開日を予定に入れる
三回目公開の前日明日の何時から始まるか、リンクの場所当日にページを開く

日程は目安です。公開前の準備期間が短い場合は、一週間前と前日の二回から始めても構いません。大切なのは、一回ごとに伝える内容を一つに絞ることです。

投稿は、公開の一週間ほど前に三回分の下書きをまとめて作っておくと、慌てません。予約機能のある場所は予約し、ない場所は、投稿する日と時刻をカレンダーに書き込みます。団体で進める場合は、投稿の担当者を決めておき、文面を全員で読んでから出すと、言葉の食い違いを防げます。投稿の時刻は、届けたい相手が携帯を開きやすい、生活のリズムに合わせて選びましょう。

一回目:挑戦を始める思いを伝える

一回目は、金額やリターンの話は控えめにして、挑戦を始める気持ちを中心に書きます。読む人の心に残るのは、数字より思いです。

文面の型

  1. 書き出し:なぜ挑戦するのか、きっかけとなった出来事を一文で。
  2. 中身:何をつくりたいのか、完成したらどんな場面が生まれるのか。
  3. お知らせ:近いうちにクラウドファンディングを始めること。
  4. お願い:反応や感想を、気軽に聞かせてほしいこと。

写真は、挑戦の舞台になる場所や、これまでの活動の様子を選びます。完成していないものは、図やスケッチでも構いません。

一回目の文例(かっこの中を自分の言葉に)

「(きっかけ)から、ずっと心にあった思いがあります。(つくりたいもの)を、みなさんと一緒に形にしたい。近いうちに、クラウドファンディングを始めます。どう感じるか、率直な感想を聞かせてもらえたら嬉しいです。」

二回目:具体的な内容と日付を伝える

二回目は、読んだ人が「いつ、何を、どうすればよいのか」を理解できるように書きます。公開日と時間を、投稿の最初に置きましょう。

  • 公開日と開始時刻を、見やすい位置に書く。
  • つくるものを、一文で説明する。
  • 届けるリターンを、二つか三つ紹介する。
  • 公開日に何をしてほしいか(ページを開く、周りの人に知らせる)を伝える。

この回では、紹介動画の一部や、試作品の写真を使うのが効果的です。まだ完成前の素材でも、「こんなものが届きます」と見せることで、期待が具体的になります。

二回目の文例

「(月日)の(時刻)から、(つくるもの)のクラウドファンディングが始まります。届けるのは、(リターン一)と(リターン二)。当日は、ページを開いて、周りの大切な人にも伝えてもらえたら心強いです。詳しくは、また近くなったらお知らせします。」

三回目:前日の確認と、リンクの案内

前日の投稿は、短くわかりやすく書きます。長い説明は不要です。

  1. 明日の何時から始まるか。
  2. ページのリンクが載る場所(プロフィール、固定した投稿など)。
  3. 始まったら最初にしてほしいこと。
  4. 感謝の一言。

前日までに、公開日の発信を受け取る人へ、個別にメッセージを送っておくのも有効です。グループのチャットや、家族への連絡など、投稿だけでは届かない人にも、直接知らせましょう。

三回目の文例

「いよいよ明日、(時刻)から始まります。リンクは、このアカウントのプロフィールに載せます。始まったら、まずページを開いて、気になった言葉を教えてください。ここまで見守ってくださって、ありがとうございます。」

三つの文例に共通するのは、読んだ人に「次に何をすればよいか」が一つだけ伝わることです。お願いを詰め込みすぎず、一回の投稿で頼むことは一つに絞りましょう。

予告に使う写真の選び方

回向いている写真選ぶ理由
一回目挑戦の舞台となる場所、これまでの活動思いの背景が伝わる
二回目試作品、スケッチ、動画の一場面届くものが想像できる
三回目準備に励む仲間の姿、ページの表紙画像当日にページを開く目印になる

三回とも同じ写真を使い回さず、少しずつ変えていくと、投稿を重ねて読む人にも新鮮さが続きます。人が写る写真は、写っている方に掲載の了解をもらってから使いましょう。

反応をまとめて、ページに活かす

予告への反応は、ページを磨くための材料になります。次の表のように整理してみましょう。

反応わかることページへの活かし方
質問が来た伝わっていない点があるよくある質問に先回りして載せる
特定の写真への反応が多い心が動く場面がそこにある冒頭に近い位置に置く
日程への問い合わせ予定を空けたい人がいる日程の見せ方を見直す
応援の申し出最初の応援の候補が見つかった公開日の声かけの名簿に加える

反応が少なくても、気にする必要はありません。予告を見た人が、公開日に黙ってページを開くことも多いからです。数字より、届けたい人に届いているかを大切にしてください。予告のあとに届いた一言の感想や励ましは、保存しておきましょう。公開中の苦しい時期に読み返すと、挑戦を始めた日の気持ちを思い出させてくれる、心強い支えになります。

予告の準備から相談できます

予告投稿の文面づくりや、公開日までの発信の組み立てに迷ったときは、広報と伴走の手伝いが役に立ちます。公開前の準備から公開中の発信、終了後の報告まで、起案者が自分の言葉で語れるよう一緒につくります。ページの公開と支援金の受け取りは、起案者本人(団体)の名義です。

伊豆山の野外ステージづくりは、CAMPFIREで2023年に173人から1,000万円以上の支援が集まり、静岡県まちづくりランキング1位になりました。オンラインで全国から相談できます。

クラウドファンディング伴走支援のページで、挑戦を相談する

よくある質問

予告は何回くらい出せばよいですか?

公開の三週間前、一週間前、前日の三回が目安です。準備期間が短ければ、一週間前と前日の二回でも十分です。

予告の段階で、金額は伝えたほうがよいですか?

一回目は思いを中心にし、金額は二回目以降に伝えると、自然に読み進めてもらえます。

予告を見た人が増えない場合は、どうすればよいですか?

投稿だけに頼らず、近しい人へ個別にメッセージを送るなど、届け方を増やしてみてください。