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感謝の動画メッセージの撮り方:公開中に支援者へ顔を見せて届ける

 文:CROWDFUNDING SUPPORT 編集部/監修:たーなー先生(田中直人)

文字だけでは伝わりきらない「ありがとう」を、声と表情で届けましょう。台本は三文、撮影は一回で十分です。

支援者への感謝は、短い動画メッセージにすると、文章よりも気持ちが伝わりやすくなります。台本は「ありがとう」「いまの様子」「次のお願い」の三文で十分で、スマートフォンで一回撮れば形になります。特別な機材も、上手な話し方も必要ありません。起案者本人の声と表情こそが、いちばんの贈り物になります。

この記事では、台本の組み立て、撮影の段取り、動画を載せる場所とタイミングを、順番にまとめます。

感謝は声と表情で届けると、伝わり方が変わる

公開中は、毎日のように支援や応援コメントが届きます。文字のお礼はもちろん大切ですが、動画には文字にない良さがあります。声の温かさ、表情、背景に映る現場の空気。これらは、画面の向こうの人に「本当に喜んでいるのだな」と感じてもらう力があります。

音楽や舞台のつくり手なら、話し声だけでなく、ひと節の歌や演奏を添える方法もあります。感謝の動画に数秒の演奏を入れるだけでも、受け取る人の印象が深まります。

動画は、支援者だけでなく、これから支援しようか迷っている人にも届きます。感謝の様子が見えるページは、「この人たちなら応援したい」という気持ちを後押しします。

台本は三文で組み立てる

長く話そうとすると、緊張して言葉が出にくくなります。三つの文に絞ると、撮り直しも少なくなります。

順番伝える内容言い方の例
一文目感謝「応援してくださって、本当にありがとうございます」
二文目いまの様子「準備は〇〇まで進んでいます。先日は△△をしました」
三文目次のお願いや楽しみ「これから□□を公開します。ぜひ見に来てください」

三文をつなげた例です。「応援してくださって、本当にありがとうございます。今日は教室の床を磨いて、ステージの準備を進めました。来週、練習風景を活動報告で公開しますので、ぜひご覧ください。」読み上げても短く、目安の長さに収まります。

二文目の「いまの様子」は、その日のうちに実際に起きたことを入れてください。作り話や大げさな言葉は不要です。小さな出来事ほど、見る人は身近に感じます。

話すときの三つの心がけ

  • 相手の顔を思い浮かべて、一人に語りかける
  • 文章を暗記せず、三つのキーワードだけ覚えておく
  • 噛んだり言い直したりしても、そのまま続ける。自然な声のほうが好まれる

ページの文章を「手紙のように書く」考え方は、動画にもそのまま使えます。

撮影の段取りは、場所・光・音の三つ

撮影は、特別なスタジオでなくてかまいません。確認したいのは、場所・光・音の三つです。

項目おすすめつまずきやすい点と直し方
場所企画に関わる場所(教室、お店、練習場所、現場)背景がごちゃつくときは、映る範囲を片づける
光窓の明かりを正面または斜め前から受ける逆光で顔が暗いときは、向きを変える
音静かな場所で、スマートフォンを口元に近づける周りの音が入るときは、撮影の時間をずらす

スマートフォンは横向きでも縦向きでもかまいませんが、載せる場所に合わせて選びます。ページや活動報告には横向き、SNSの短い動画には縦向きが見やすくなります。迷ったら、撮影前に載せる場所を決めておきましょう。

一本の長さと、字幕・冒頭の工夫

感謝の動画は、短いほうが最後まで見てもらえます。目安は30秒から1分です。長く話したいことがあるときは、動画を二本に分けるか、文章の活動報告に回します。

  • 冒頭:最初の一言で名乗り、すぐ感謝を伝える
  • 字幕:音を出せない場所で見る人のために、要点だけ文字を重ねる
  • 終わり:次の予定を一言だけ添えて、静かに結ぶ

音声を出せない電車の中や職場でも、感謝の気持ちが伝わるようにしておくと安心です。

どこに、いつ載せるか

感謝の動画は、節目に合わせて載せるのが効果的です。活動報告は、公開後1週間、半分の時点、最後の1週間の3回が書きやすい型として知られています。この3回に動画を添えると、無理なく続けられます。

タイミング動画の中身載せる場所
公開後1週間最初の応援へのお礼と、準備の様子活動報告、SNS
半分の時点ここまでの感謝と、後半の楽しみ活動報告、SNS
最後の1週間感謝と、最後の呼びかけ活動報告、ページの冒頭付近

数字に触れる場合は、感謝と次の呼びかけにつなげます。

動画を載せたら、その旨を文章でも一言添えておくと、動画を見られない人にも感謝が届きます。

支援者全員に個別の動画を送る必要はありません。ひとつのメッセージを全員に向けて載せ、個別のお礼は、コメントへの短い返事で行います。

企画の種類別・三文の組み立て例

同じ三文でも、企画によって「いまの様子」の中身が変わります。自分の企画に近いものを選んで、言葉を入れ替えてみてください。

企画の種類二文目に入れる様子三文目の楽しみ
音楽・CD・ライブ録音や練習の風景、できあがった一節試聴の公開、本番の日程
舞台・発表会稽古の様子、衣装や道具の準備本番に向けた次の稽古
お店や宿の開業工事や内装が進んだ場所開店日の予告、内覧の機会
教室や学びの取り組み教材づくり、会場の準備体験の機会、始まる日
地域のまちづくり場所の現在の姿、協力者の動き完成後に使われる場面

どの企画でも共通するのは、「いまの様子」を見せることで、支援が形になっていく実感を届けられる点です。完成までの記録を集めておくと、動画の素材にもなります。

撮ったあとの確認と、続け方のコツ

撮影したら、載せる前に一度だけ見直しましょう。確認の項目は次のとおりです。

  1. 名前や日付、ページの名前を言い間違えていないか
  2. 背景に、映したくないもの(個人の書類、他の人の顔)が映っていないか
  3. 音が小さすぎたり、大きすぎたりしないか
  4. 最初の三秒で、何の動画か分かるか

映り込む人がいる場合は、事前に声をかけて了承を得ておきます。人を映すときは、事前の声かけも大切にしましょう。

撮り終えたら、気になる点があっても、撮り直しは二回までと決めておくと、完璧を求めすぎずに済みます。公開中に撮りためておく場合は、日付が分かるようにファイル名を整えておくと、あとで使いやすくなります。

続けるコツは、完璧を目指さないことです。公開中は日々の作業で忙しくなります。撮影は一回、編集は最小限、字幕は要点だけ。このくらいの軽さが、最後まで続く秘訣です。

動画づくりも一緒に準備できます

クラウドファンディング支援は、物語と動画・音楽を含む四つの手伝いで、起案者が自分の言葉で語れるよう伴走しています。感謝の動画の台本づくりや、撮影の段取りも、広報と伴走の一部として相談できます。

ご相談の流れは、ご相談→設計→準備→公開・伴走→報告です。準備は公開したい日の90日前から始めるのが目安で、料金はプロジェクトごとにお見積りです。お問い合わせフォームやLINE(AtoNO Records)から、オンラインで全国どこからでもご相談いただけます。まずはクラウドファンディング支援のトップページをご覧ください。

よくある質問

人前で話すのが苦手でも動画は撮れますか。

三文の台本で一人に語りかける形にすれば、短時間で撮れます。文章を暗記せず、キーワードだけ覚えておくのがコツです。

顔を出したくない場合はどうしますか。

手元の様子や現場の風景に、声と字幕を重ねる形でも気持ちは届きます。映す範囲は、ご自身で決めて大丈夫です。

支援者ごとに動画を撮るべきですか。

全員に向けた一本で十分です。個別のお礼は、コメントへの短い返事で伝えましょう。