ページの結び
ページの最後に置く呼びかけの書き方:読み終えた人の背中を押す結びの文章
ページを読み終えた人が、最後に目にする文章が結びです。感謝と約束で閉じる、背中を押す書き方を整理しました。
結論から言うと、ページの結びは「感謝、約束、お願い、次の一歩」の四つを、短く順に並べて書くと、読み終えた人の背中を自然に押せます。長い物語を読み終えた人は、その気持ちが熱いうちに、何をすればよいかを知りたがっています。結びは、その問いに優しく答える場所です。
ページの前半では、挑戦のきっかけや思いを書きます。後半には、リターンや資金の使い道といった情報が並びます。その最後に、何を置くかで、読み終えたあとの行動が変わります。ところが、結びは書き手が疲れている場所でもあり、「どうぞよろしくお願いします」の一言で済ませてしまう例も多く見かけます。ここでは、結びにこそ込めたい内容と、書き方を詳しく見ていきます。
結びが担う役割
結びの役割は、大きく三つあります。
- 読み終えた気持ちを受け止める。ここまで読んでくれたことへの感謝を伝えます。
- 約束を示す。いただいた応援を、どう形にしていくかを、短い言葉で約束します。
- 次の行動を示す。支援のしかた、ページの広めかたなど、読み終えた人にできることを案内します。
結びが弱いと、せっかく心を動かされた読み手が、何もせずにページを閉じてしまいます。反対に、結びが丁寧だと、「この人たちを応援しよう」という気持ちが、行動に変わりやすくなります。
結びに入れる四つの要素
結びは、次の四つの要素を、この順番で入れるのがおすすめです。
| 順番 | 要素 | 書くこと | 文例 |
|---|---|---|---|
| 一 | 感謝 | 最後まで読んでくれたことへのお礼 | 「ここまで読んでくださって、ありがとうございます」 |
| 二 | 約束 | 応援を形にする決意、報告の約束 | 「いただいた応援は、必ず形にして、進み具合をお伝えします」 |
| 三 | お願い | 支援や、周りへの紹介のお願い | 「共感していただけたら、応援に加わってください。周りの方に伝えていただけたらうれしいです」 |
| 四 | 次の一歩 | 具体的な行動の案内 | 「ページ下のボタンから、お好きなリターンをお選びください」 |
この順番には理由があります。最初にお願いを書くと、押しつけがましく感じられます。感謝と約束を先に置くことで、お願いが自然な流れで受け取られます。最後の「次の一歩」は、迷わず行動に移れるよう、具体的に書きます。
書き出しの型を三つ持っておく
結びの書き出しに迷ったら、次の三つの型から選んでみてください。
型一:物語の最初に戻る
ページの冒頭で書いた場面や言葉に戻る型です。「はじめにお話ししたあの場所で、いつか、みんなで歌う日を迎えたい」というように、冒頭と結びが響き合うと、全体に一本筋が通ります。
型二:未来の場面を描く
挑戦が実現した日の風景を、一文で描く型です。「完成したその場所に、応援してくださった皆さんをお迎えできる日を、楽しみにしています」。読み手が自分もそこにいる姿を想像できると、行動へつながりやすくなります。
型三:読み手に直接語りかける
「あなた」に向けて語る型です。「この挑戦を知ってくださったあなたに、心から感謝しています」。手紙のように、一人の読み手に向けて書くと、気持ちが近くに届きます。同じサイトの手紙のように書き直す記事も参考になります。
避けたい書き方
結びで、読み手の気持ちを冷ましてしまう書き方があります。次の点を見直してみましょう。
| 避けたい書き方 | 理由 | 直し方 |
|---|---|---|
| 「皆さまのご協力をお願いします」だけで終える | 具体性がなく、誰にも刺さらない | 感謝と約束を添え、何をしてほしいかを書く |
| 必死さを強調しすぎる | 読み手に重さを感じさせる | 楽しみにしている気持ちや、完成後の場面を描く |
| 謝罪や遠慮を重ねる | 挑戦への自信が伝わらない | 感謝を先にして、前向きな言葉で結ぶ |
| 新しい情報を急に足す | 結びで話が散らかる | 新しい話は本文に入れ、結びは閉じる役割に集中する |
特に、遠慮の言葉が続くと、読む人は「頼んではいけないことなのかな」と感じてしまいます。応援をお願いすることは、挑戦を実現するための自然なことです。堂々と、そして感謝をこめて、お願いしましょう。
活動別の結びの例
分野ごとに、結びの書き出しの例を挙げます。自分の挑戦に合わせて、言葉を置き換えてみてください。
| 分野 | 結びの例 |
|---|---|
| 音楽(CDやライブ) | 「完成した音を、まっさきに皆さんの耳へお届けします。その日を、わたしたちも楽しみに待っています」 |
| 舞台・発表会 | 「幕が上がる日、客席で皆さんにお会いできたら、これ以上の喜びはありません」 |
| 教室・学びの取り組み | 「子どもたちの声が響く教室を、地域の皆さんとつくっていきたいと願っています」 |
| お店・宿の開業 | 「扉を開ける日には、最初のお客さまとして、ぜひお越しください」 |
| まちづくり | 「この場所が、世代を超えて人が集まる場になるよう、歩みを続けます」 |
どの例も、未来の場面を描き、読み手を迎える言葉で結んでいます。「お願いします」と頭を下げる形より、「お待ちしています」と迎える形のほうが、読む人は気持ちよく受け取れます。自分の挑戦に合う場面を一つ選び、一文で描いてみることから始めると、書きやすくなります。
結びの文章を書き直す手順
下書きができたら、次の四つの手順で磨いていきます。
- 四つの要素がそろっているか確認する。感謝、約束、お願い、次の一歩の順に、線を引いて確かめます。
- 声に出して読む。息が続かない長い文、硬い言い回しは、短くやわらかく直します。
- 冒頭と見比べる。ページの最初の数行と、結びを並べて読み、つながりがあるかを見ます。
- 身近な人に読んでもらう。読んだあと、何をしたくなったかを聞きます。「ボタンを押したくなった」「誰かに教えたくなった」と答えが返れば、結びは機能しています。
結びの分量は、スマートフォンの画面で、スクロールせずに読み切れるくらいが目安です。長すぎると、最後まで読まれないまま、支援のボタンを探す人が出てきます。
結びのあとの置き場所も考える
結びの文章のすぐ下には、支援のボタンや、リターンの一覧への案内があると、読み終えた気持ちのまま行動できます。画面の構成は、利用するサービスによって異なりますが、「読み終えた人の目に、次に何が入るか」を意識して、ページ全体を見直してみましょう。ページの冒頭で伝える内容は、同じサイトの冒頭の記事も参考になります。
伊豆山の野外ステージづくりの挑戦では、173人の方が、1,000万円以上の応援を寄せてくださいました。その応援の一つひとつが、ページの言葉から始まっています。結びの一文も、そのうちの一つです。
結びの言葉も、一緒に磨けます
私たちは、挑戦する方が自分の言葉で語れるよう、物語づくりから、ページの構成、公開中の発信、終了後の報告まで、一緒に考えて伴走しています。ページの公開と支援金の受け取りは、起案者ご本人(団体)の名義で行います。準備は、公開したい日の九十日前から始めるのが目安です。
結びの言葉に迷ったら、まずは挑戦したいことと時期をお知らせください。トップページのお問い合わせフォームまたはLINEから、ご相談いただけます。
よくある質問
結びは、どのくらいの長さが適切ですか?
スマートフォンの画面で、スクロールせずに読み切れる長さが目安です。感謝、約束、お願い、次の一歩を、それぞれ一、二文で書くと、まとまります。
お願いの言葉が苦手です。どう書けばよいですか?
感謝と約束を先に書いてから、「共感していただけたら、応援に加わってください」と添える形がおすすめです。押しつけず、選んでもらう形にすると書きやすくなります。
結びに、リターンの説明を入れてもよいですか?
詳しい説明はリターンの欄に任せ、結びでは「お好きなリターンをお選びください」と案内する程度にします。結びが長くなりすぎるのを防げます。