公開中の発信
クラウドファンディングのオンライン説明会:公開中に想いを直接伝える進め方
文章や動画で伝えきれない想いも、顔を見て話すと届きます。小さなオンライン説明会を公開中に一度開く進め方を整理しました。
オンライン説明会は、公開の中盤から後半に一度、三十分から一時間ほどの小さな会として開くと、無理なく続けられ、応援が深まります。話す内容は「挑戦の想い」「進み具合」「質問への答え」の三つに絞り、進行表を先につくっておけば、はじめてでも落ち着いて話せます。画面越しでも、顔を見て声を聞いた人は、ページの文章だけを読んだ人よりも挑戦を身近に感じてくれます。クラウドファンディング支援はオンラインで全国から相談を受け付けており、遠くの方に想いを届ける場づくりも一緒に考えます。ここでは、説明会の企画から終わったあとまでを順に紹介します。
オンライン説明会が向いている挑戦と、開く時期
オンライン説明会は、どんな挑戦にも使えますが、特に次のような場面で力を発揮します。
- 地元を離れた家族や友人、昔の仲間など、遠くにいる応援者に想いを届けたいとき
- リターンの中身や、完成後の使い方を、質問を受けながら説明したいとき
- 支援を迷っている人が、直接たずねる機会がほしいとき
- 団体の活動の様子を、ページの外でも見てもらいたいとき
開く時期は、活動報告の節目に合わせると準備がしやすくなります。活動報告は、1週間後、期間の半分の時点、最後の1週間の三回が書きやすい型です。説明会は、そのうちの「期間の半分の時点」か「最後の1週間」の直前に置くと、報告の内容がそのまま説明会の話題になります。
公開した直後は、ページの完成度を上げることに集中し、説明会は少し落ち着いてから開くのがおすすめです。一度開けば十分で、無理に回数を重ねる必要はありません。
企画を決める:目的・長さ・人数
説明会の企画は、次の三つを先に決めると迷いません。
| 決めること | 考え方 | 例 |
|---|---|---|
| 目的 | 誰に、何を持ち帰ってほしいか | 「完成後の姿を知ってもらう」「質問に答える」 |
| 長さ | 集中して聞ける長さにする | 話す時間と質問の時間を半分ずつ |
| 人数の見通し | 声をかける人の輪から逆算する | 少人数でも、質問しやすい会にする |
目的は一つに絞ります。「挑戦を知ってもらう」と「質問に答える」を同時にかなえようとすると、話が長くなります。迷ったときは、「この会が終わったとき、参加した人にどんな気持ちになってほしいか」を考えます。「楽しみになった」「応援したくなった」といった気持ちが目的の中心です。
人数は、多くなくて構いません。少人数の会のほうが、質問が出やすく、顔の見える交流になります。参加を呼びかける人は、公開前に整理した「応援してくれる人の輪」から選ぶと、声をかけやすくなります。
当日の進行表:話す、見せる、聞く
当日の流れは、次のように区切ると進めやすくなります。時間は、全体の長さに合わせて配分してください。
- はじまりのあいさつ:参加へのお礼と、今日の流れを伝えます。
- 挑戦の想いを話す:なぜ始めたのかを、自分の言葉で語ります。
- 進み具合の報告:ここまでの応援へのお礼と、これからの予定を伝えます。
- ページと動画を見せる:画面を共有して、見てほしい場所を案内します。
- 質問の時間:参加者の質問に答えます。
- おわりの呼びかけ:ページへの案内と、お礼で締めます。
話す人と進行役を分ける
団体で開く場合は、話す人と進行役を分けると安心です。進行役は、時間を見ながら流れを整え、質問を拾う役を担います。話す人は、内容に集中できます。一人で開くときも、友人に進行役をお願いできると、気持ちが楽になります。
質問は「書いてもらう」形にも対応する
声を出して質問するのは、勇気が要ります。文字で質問を書き込める場所があれば、書いてもらった質問を進行役が読み上げる形にすると、参加しやすくなります。事前に質問を募っておく方法もあり、当日までに答えを用意できます。
準備表:機材・場所・資料
説明会の準備は、次の表で確認すると抜けが減ります。
| 準備 | 確認のポイント |
|---|---|
| つなぐ方法 | 参加者が使い慣れた方法を選ぶ。参加の案内に、入り方を分かりやすく書く |
| 事前の接続確認 | 前日までに、画面共有と音声を試す |
| 場所 | 静かで、背景が整った場所を選ぶ |
| 見せる資料 | ページの画面、動画、写真を、見せる順に並べておく |
| 案内の文章 | 日時、内容、入り方、質問の受け方を、短くまとめる |
| 記録 | 参加者の了承を得たうえで記録を残す。あとで報告に使える |
機材は、パソコンかスマートフォンと、聞き取りやすい音声があれば始められます。音が聞き取りにくいと、せっかくの想いが届きません。当日の前に、短く試して、声の大きさを確かめておきましょう。
参加者の案内は、公開中の活動報告やSNSで告知します。参加のお礼と、参加できなかった人への案内も、あとから共有できるように考えておくと、見られなかった人にも想いが届きます。
はじまりの数分は、くつろげる空気づくりから
参加者が入ってくる最初の数分は、すぐに本題に入らず、「ようこそ、今日は来てくれてありがとう」と声をかけながら待ちます。顔が見える安心感があると、あとの質問も出やすくなります。名前を呼んで迎えると、遠くからの参加者にも温かさが伝わります。
質問への備え:答えやすい形に整える
質問は、挑戦をより深く知りたいという気持ちの表れです。よくある質問を、事前に考えておくと安心です。たとえば、次のような内容が考えられます。
- 集まった支援は、何に使うのか
- リターンは、いつ、どのように届くのか
- 完成したあと、どんなふうに使われるのか
- 自分にできる応援は、ほかにあるのか
答えは、ページに書いた内容と合わせます。説明会の場で新しい約束をすると、あとで整理が大変になります。答えに迷う質問があれば、「確認して、活動報告でお伝えします」と受けて、後日、報告に書く形にすると安心です。
「応援してくれた方へのお礼を、どんな形で届けますか」という質問には、準備しているお礼の形を、気持ちを込めて伝えます。質問が出ること自体が、応援の入口です。
終わったあとにつなげる
説明会が終わったら、当日のうちか翌日に、参加へのお礼を伝えます。活動報告に、「説明会を開きました」という一文と、話した内容の要点、質問への答えを書くと、参加できなかった人にも内容が届きます。
説明会で出た質問は、ページの「よくある質問」に反映すると、あとから来る人にも役立ちます。出た質問は、ページの足りない場所を教えてくれる贈り物です。
説明会の最後に伝えた呼びかけは、翌日の投稿でもう一度、やさしく伝えます。説明会で心が動いた人が、迷わずページに進めるようにするためです。
公開中の発信を、一緒に考えませんか
クラウドファンディング支援は、地域の団体、お店、音楽や舞台のつくり手の挑戦に伴走します。プロジェクト設計、物語と動画・音楽、リターン設計、広報と伴走の四つの手伝いで、公開前の準備から公開中の発信、終了後の報告まで、起案者の方が自分の言葉で語れるよう一緒に整えます。料金の表はなく、プロジェクトごとにご相談のうえお見積りです。ご相談は、お問い合わせフォームの「挑戦を相談する」、またはLINE(AtoNO Records)から、オンラインで全国から受け付けています。
クラウドファンディング支援のトップページから、あなたの挑戦を聞かせてください。
よくある質問
説明会は、何人くらい集まらないと開けませんか?
人数に決まりはありません。少人数のほうが質問しやすく、顔の見える会になります。
話すのが苦手でも大丈夫ですか?
進行表と、話す内容の三つの柱を決めておけば大丈夫です。進行役を友人にお願いする方法もあります。
遠くに住む応援者にも参加してもらえますか?
オンラインなら、全国どこからでも参加してもらえます。参加できなかった人には、活動報告で内容をお伝えします。