SNS発信

クラウドファンディングのSNS発信:公開中に投稿する内容の組み立て方

 文:CROWDFUNDING SUPPORT 編集部/監修:たーなー先生(田中直人)

公開中のSNS発信は、投稿の種類を決めておくと続けやすくなります。四つの種類を回す発信カレンダーと、そのまま使える文面の型を紹介します。

クラウドファンディングの公開中は、投稿の種類を四つに分けて順番に回すと、毎日の発信が続けやすくなります。四つの種類とは、挑戦の思いを伝える投稿、現場の様子を見せる投稿、応援へのお礼を伝える投稿、進み具合を知らせる投稿です。ページを公開しただけでは、多くの人に届きません。ページの外で、あなたの言葉が人に届いてはじめて、応援の輪が広がります。この記事では、公開中の発信を組み立てる方法を、順番に紹介します。

投稿の種類を四つに分ける

毎日何を書くかを考えると、発信は負担になります。そこで、投稿の種類をあらかじめ四つ決め、順番に回します。

種類伝えること投稿の例
思いなぜこの挑戦をするのか挑戦のきっかけになった出来事、これまでの歩み
現場今、何が起きているか練習風景、準備の写真、仲間の一言
お礼応援してくれた人への感謝支援が届いた日の報告、応援メッセージの紹介
進み具合どこまで進んだか達成率、残りの日数、次の節目

四つを同じ割合で回すより、「思い」と「現場」を多めにすると、見る人の心に残ります。進み具合の投稿ばかりが続くと、数字の話に聞こえてしまいます。思いと現場の投稿で人柄と空気を伝え、その合間に進み具合を知らせると、自然な呼びかけになります。

公開日、中盤、終盤で投稿の重心を変える

公開中の期間は、時期によって読み手の気持ちが変わります。時期ごとに、投稿の重心を調整します。

公開日と最初の数日

公開日は、いちばん多くの人が動く日です。事前に声をかけておいた人に向けて、お知らせの投稿を出します。挑戦の思いを一言で伝え、ページへのリンクを添えます。最初の数日は、応援が届くたびにお礼を投稿すると、ページを見に来た人が「すでに多くの人が応援している」と感じ、加わりやすくなります。

中盤

中盤は、勢いが落ち着きやすい時期です。ここでは、同じことを繰り返さず、新しい切り口を出します。まだ語っていない思い出、仲間の紹介、リターンの試作品、準備の裏側など、ページに載せきれなかった話題が材料になります。話題を毎回変えることで、前に見てくれた人も、また読みたくなります。

終盤

終盤は、残りの日数が少なくなる焦りと、最後まで応援を届けたい気持ちが高まる時期です。「あと〇日」という知らせと、ここまで支えてくれた人への感謝を、セットで投稿します。終盤の呼びかけは、押し付けにならないよう、感謝を先に伝えるのがコツです。

文面の型:一投稿に一つのことだけ書く

投稿の文面は、型を持っておくと書く時間が短くなります。基本の型は三つの要素です。

  1. 最初の一文:何についての投稿か、すぐ分かる言葉で始める
  2. 真ん中:写真や出来事の説明を、短い文で二、三行
  3. 最後:ページへのリンクと、一言の呼びかけ

一つの投稿に詰め込むのは、一つの話題だけにします。思いも、現場も、お礼も、進み具合も入れると、結局何も残りません。写真か動画を一つ添えると、タイムラインの中で目に留まります。

お礼の投稿の文面例を挙げます。「今日、新しい応援が届きました。ありがとうございます。いただいた気持ちを、ステージの土台づくりに大切に使います。リンクはこちらです。」というように、感謝と使い道を短く伝えます。使い道を添えると、応援の先が具体的に見え、読み手の安心にもつながります。

一週間の発信カレンダーの例

四つの種類を一週間に当てはめると、次のような形になります。曜日は、自分たちの活動のリズムに合わせて入れ替えてください。

曜日種類投稿の中身
月思い挑戦のきっかけになった出来事を、短い物語で
火現場準備や練習の写真を一枚と、ひとこと
水お礼その週に届いた応援へのお礼と、使い道の予告
木現場仲間の紹介、担当している仕事の話
金進み具合達成率と、次の節目の知らせ
土・日思いリターンの紹介や、ページに載せきれなかった話

カレンダーを作る利点は、迷う時間がなくなることです。決まった曜日に決まった種類を書くと、書き出しの言葉も自然に浮かびます。予定していた話題が使えない日は、前後の曜日と入れ替えて対応します。

投稿する前の最終確認

投稿の直前に、次の三つを見直します。写真に写っている方が、公開を知っているか。リンクが正しく開くか。誤字や、数字の間違いがないか。この三つを確かめる習慣があると、安心して発信を続けられます。特に数字は、達成率や残りの日数を書くとき、ページの表示と一致させておきます。

反応を見て、次の投稿に生かす

投稿を出したら、反応を見て次に生かします。見るのは、細かな数字ではなく、傾向です。

  • どの種類の投稿に、コメントや共有が多かったか
  • どの時間帯に投稿すると、見てもらいやすかったか
  • ページへの訪問が増えた日は、どんな投稿をした日か

反応が良かった種類の投稿を、少しだけ多く回します。逆に、反応が少なかった種類は、写真を変える、書き出しを変えるなどして、もう一度試します。毎日同じ時間に、決まった長さの振り返りをすると、改善が積み重なっていきます。

動画と写真を使い分ける

投稿に添える画像は、種類によって使い分けます。「思い」の投稿には、挑戦する人の表情がわかる写真を。「現場」の投稿には、短い動画が向いています。数秒の練習風景や、準備の音が聞こえる動画は、文章では伝えきれない空気を運びます。「進み具合」の投稿には、達成率が見える画像や、節目を示すイラストを添えると、一目で状況が伝わります。画像を毎回変えることで、タイムラインに並んだときに、新しい話題だと気づいてもらえます。

個別のメッセージが、いちばん届く

SNSの投稿は、広く知らせる方法です。一方で、実際に応援につながるのは、個別のメッセージであることも多くあります。公開日と最初の数日は、身近な人に、一人ひとり宛てて連絡を送ります。「公開しました。あなたに最初に知らせたくて」と書き出すと、気持ちが伝わります。公開前から声をかけている人には、お礼を添えて、ページを紹介してもらえるかを丁寧に尋ねます。

活動報告も、公開中の大切な発信です。ページの活動報告は、すでに応援してくれた人に進み具合を伝える機会になります。SNSの投稿と活動報告の内容を、少しずつ変えて組み合わせると、情報が重ならず、読み手も飽きません。活動報告の書き方は「活動報告を、公開中に3回書く」の記事で紹介しています。

発信の計画を一緒に立てるには

CROWDFUNDING SUPPORTでは、代行ではなく伴走の形で、公開前の準備から公開中の発信、終了後の報告まで支えています。発信カレンダーの作成や、投稿の文面の磨き込みも、ご相談のうえで一緒に進められます。ページの公開と支援金の受け取りは、起案者ご本人(団体)の名義で行い、言葉と段取りの面でお手伝いします。

伊豆山の野外ステージづくりでは、2023年10月13日から12月31日までの期間で、173人から1,000万円以上の応援をいただきました。挑戦したいことと時期を教えてください。オンラインで全国からご相談いただけます。

CROWDFUNDING SUPPORTで挑戦を相談する